I don't give a shit.

幸せに、すきに生きて

2019.7.17(ユンギさんは生きている)

 

 

2019 7.17 水曜日。今日わたしは、だいすきな人と握手をした。

抽選に申し込んだ次の日、届いた中のメールに当選の文字。わ〜〜〜マジかと思った。思ったけどまだ辛うじて冷静、あ〜誰かなぁ、誰でもいいなぁ、またジンくんにも会いたいな、とかぼんやり思っているところに詳細を記載したメールが届く。ぽいっと開くと、メンバー SUGAの文字。目を見開いて身体が震えた。これはマジである。一瞬で湧き上がった興奮と、どこか、どこでもいいからもう世界の隅っこに隠れてしまいたい気持ちがせめぎ合った結果、スッとメールを閉じてそこから無に徹した。

一週間前になり、これは変に拗らせて無になっている場合ではない、現実を見据えなくてはいけない…と自分を奮い立たせる。

なんせ相手は紛うことなきわたしの推し、ユンギさんなのだ。スタジアムツアーを終え、前日は関東で握手会を開催し、疲れ果てているであろうにもかかわらず きちんとヘアメイクを施しスタイリングされたワールドワイドアイドル BTSのSUGAとして、握手をしてくれるのだ。このイベントに参加すること自体、まぁ普通に負担でしかないとは思うけど、わたしが対峙するその1秒はせめて最低限の失礼がないよう、礼儀として出来る限りの身支度は整えたし、伝えたい言葉は その時意識がぶっ飛んでもちゃん言えるように、その一言をひたすらに反芻して頭に擦り込んだ。前回ジンくんの時に謎落ち込みしたので、ちゃんと名札も作った。旦那さんにユンギさん役をやらせてシュミレーションと検証も行い、姿勢が悪い、声が小さい、表情管理、そんなんじゃユンギさんの笑顔は見られへんよ。等々の客観的意見も頂き(?)とにかく余計な事は考えずに、出来る限り後悔の少ない有意義な1秒にするための準備だけは、抜かりなく遂行した、ということです…(必死)

 

ここまでしたのにいざ会場にて待機列に並ぶともう帰りたくなる不思議。なんでやねん。まず待機列の直射日光により干物になりかける。シャワーを、シャワーを浴びさせてください…今からわたしはユンギさんと…とかなんとか思ってたら1部から中に進み始め、2部もそのまま建物にイン。涼しい。天国。目視による本人確認 及びQRコードを認証しブース前の待機列へ。そわそわを通り越して無の境地。わりとすぐに放送がかかり握手会スタートした印象。まぁまだ1部だしな…と、未だ無の境地。除菌シートで手を清め、名札を装着。ここまで完璧である。しばらくぞろぞろと続いていたが、1部が終わって列が止まる。この時点でスタートから10分。いいぞ、良いさばき具合だ!お、小休憩?是非そうしてください!と思い一息ついた瞬間に、即2部がスタートし心臓が爆発。えっちょっとまって小休憩は?ユンギさんに小休憩を!小休憩をお願いします!あとわたしの心の準備が!心の中で叫んだ。わりと早く並んだため、たぶん先頭から15人目くらいだったので本気で吐くかと思った。そしてここに来てまさかの今日朝から一言も声を発してないことに気付く。(また並んでる間に誰とも会話出来なかったコミュ障)これは非常にまずい。ユンギさんに伝えたい言葉が本日の第一声となっては、ガッサガサの声になってしまう可能性が大いに高い。ブース入り口直前で焦りまくったわたしは藁にもすがる思いで思わず後ろを振り返った。すると後ろのお姉さんがそんなわたしを見て「…緊張しますね!」と話しかけてくれて、「き、緊張します!」と声を発することが出来た。嗚呼、神様…!前を向くとハンドチェックのお兄さんが目の前に。えっもう無理、逃げられない。行くしかない。意を決してブースに足を踏み入れるとユンギさんがいた。たぶん警備の人とかスタッフさんが数人いたと思うけど一切存在を感じないくらいに(すみません)ただただ、圧倒的にユンギさんだった。手を前で組みこっちを見ている。こっちを、見て、あの、見てるううああ、ゆ、ゆんぎさんん…!!と声にならない心の声を呟いていると、ずいっと前に押し出される。わたしが声を発する前にユンギさんが「ありがとうございます」と言ってくれた。大変流暢。いつもの低くて決して大きくはない声だけどハッキリと聞き取れた。たぶんここで握手したはずだけど本当に記憶がない。さらさらとかふわふわとか何もない。正直 大変悔やまれる。まさか握手をしていないなんてことはないよな?ないと信じています。ここでわたし「へ、へんぼっかせよ…」

행복하세요.  幸せでいてください。

絞り出したひょろひょろの一言だったけど、言えた。ユンギさんをすきになってからずっと祈ってきて、きっとこれからもずっとずっと祈り続けるであろう、わたしの一番の身勝手で切実な、そして誰しもが思っているであろうありふれた願い。完全なる自己満足の領域。届いたかどうかも分からないレベルのヒョロ声だったけど、ユンギさんは口角をきゅっと上げて コクリと頷いてくれた。(と思う。オタク大得意の自分の都合良く記憶をねつ造しているのかもしれないけどそう信じさせて欲しい)

その瞬間感情がパァーーーンとなった。バイバイと手を振ってくれた後 まだブースから出ていないにも関わらず、即座に次の方に姿勢を向けるユンギさんの横顔に、そういうとこ…!とさらにすきが募り、颯爽とブースを後にした。後腐れなし。感無量。

さっきの後ろのお姉さんがまた「緊張しましたね!」と話しかけてくださって我に返り、「は、はい、あの、握手、しました?しましたよね?」とまた縋り付く自分。「えっしましたよ!絶対しました!大丈夫!」「は、はひ、、」グクペンの美しいお姉さん、本当にありがとうございました。

 

(ユンギさんのご様子を書きなぐったレポはこちら。とにかく纏う雰囲気が素敵すぎました)

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ブースを出て、建物を出て、駅から三ノ宮までの電車にさっさと乗った。前回ジンくんと握手をして、これは推しと握手するまでしねない…とか思ってしまっていたので、まさかの推しと握手が早々に叶ってしまい 終わってしまったらわたしは一体どうなってしまうんだろうかと実は不安に思っていた。もういつしんでもいいや…とか思ったりするんだろうか?所謂リアコという姿へと進化を遂げるのか、ユンギさんが逆に遠く遠く感じてめそめそするのか、重度のユンギさんロスになってなにもかも手に付かなくなったりしてしまうのか、握手会という沼にズブズブになり有り金全部叩いてしまうようになるのか…。

どれも、しっくり来ない。電車から見える景色は行きの電車から見ていた景色よりちょっとだけきらきらとして見えた。ユンギさんは生きている。物理的に言えばもちろんいつも遠いけど、さっきは目の前にいて、同じ時間軸を生きて、そしてユンギさんの人生の中のあの1秒を、おこがましくも分けてもらった気がした。そんな自分勝手な幸せを感じてしまって、こっそりと、ちょっとだけ泣いたけど。こんなの、わたしも生きるしかないじゃないか。これからもユンギさんの幸せを祈って、すきに生きてねと願い続けるだろうし、また早くライブに行きたいし、また握手会があったとしたら楽しんで抽選に応募して、神様が気まぐれにご褒美をくれることがまたあったらいいなと思う。そしてユンギさんの話す言葉、書き起こされた詞、作り出す曲、歌声を、これからもずっと聴き続けられるように。当たり前で平凡な一日一日を大切に、そしてそんな日常に幸せのスパイスを与えてくれる彼らに、また会える日を楽しみにしながら、毎日を大切に生きようと素直に思えた。本当に、夢みたいな特別な一日だった。行けて良かった!そして今日だけでなく日々楽しく彼らを追いかけていられるのは、わたしを取り巻く環境、周りの方々のお陰だなあと、改めて。本当に、感謝します。

と感慨にふけりながら三ノ宮に降り立ち、しばらくうろついた後に、ずっと名札を付けっぱなしだったことに気付く。そういうとこやぞ自分、、

 

その後、彼らはこれにて日本でのスケジュールを終え、無事母国に帰り着いたようだ。(ユンギさんの服装はもはや何もかもを超越した無条件の可愛さ…!)つかの間の休暇、どのくらいあるのかは分からないけどどうかゆっくり、思い思いの時間を過ごして!どうでもいい話だけどわたしは様々な活動をきちんと"お仕事"として頑張ってくれる彼らがすきなので、今日の握手会の前には(これ終わったら休み…これ終わったら…(以下同文)とか どれだけすきを仕事にしていても 人間として誰もが持っている至極普通の感情を思っててほしい、そんなめっちゃ普通に人間!な彼らにまたすきを募らせるのであった(そうですか)

兎にも角にも。SpeakYourselfワールドツアー、Japanedition、握手会まで…本当に、本当にお疲れ様!たくさんの愛と幸せをありがとう。あなたたちはいつまでもわたしのヒーロー!また会える日まで!

 

 

以上 思うままに書き殴った私用備忘録でした。