I don't give a shit.

幸せに、すきに生きて

2018.11.18(ジンくんという名の御神体)

2018.11.18

日曜日。今日、初めてアイドルの握手会たるものに参加する。

会場最寄り駅からの指定バスが思ったより早く、朝の仕事後に汗だくになりながら(この時点でちょっともう帰りたくなったりもした)ギリギリで電車に飛び乗り、なんとか桜島駅に着いた。もう必死ですやん。帰りたくなったなんて嘘です。

ところがどっこい、1部の人は指定の時間関係なくまとめてバス待ちな感じで拍子抜け。ジンくんに会えるというのにすでに汗だくになった自分をどうしてくれるのだ。

まあ、間に合ったので結果、無問題と自分に言い聞かせる。しかし当選者しか乗っていない幸せのバスとはなんとも異様なものであった。コミュ障を存分に発揮し誰とも会話することなく会場に運ばれた。

 

10分程?で会場に到着。急に現実味を感じて恐れおののく。なんせ初の握手会ですので。ここに彼らが、、い、、る、、、。

ジンくんに会うのに余計な心配事はとりあえず省いておきたく、トイレに並ぶ。気付いたら小一時間並んでいた。え???1部の人がすでに長蛇の列をなしていたので急いで最後尾に並ぶ。すでにだいぶ後ろの方である。これだけの人数に対してトイレが一カ所とはどういう事なのだろうか?しばらくトイレに思いを馳せていたが、列が進み始め我に返る。私は今からジンくんに会うのだ、、、、

入り口で目視によるQRコードと身分証の確認があり、建物の中に入る。該当するメンバーの列に並んでください、と案内があり、いざジンくんブースの列へ出陣。確か、グク、テテ、ジミ、ホプ、ジン、シュ、ナムの順だったかな、、とりあえずジンくんブースの横がユンギ。心がざわつく。1部が入りきった辺りで、身分確認とQRコードチェックを通り、ブース前のゾーンへ。後方折り返し地点にいたため、身分確認のスタッフさんが近くにいたのだが、統括スタッフらしき方が「チェック厳しくね。お願いします。ちょっとでも顔が違うと思ったらすぐに出して。あと学生さんの身分証ね。要注意で。」と言って回っていた。あまりの緊迫した雰囲気に、え、わたし今から国家重要人物と会合でもするんですか?と謎の緊張感に飲まれる。ここで初めて、後ろのアミさんと「す、スゴイデスネ」と会話をする。そしてここからno携帯、無の待機タイム。やることがないのでこっそりと人間観察をするが、みんな可愛い手作りの名札を付けて、そわそわとその時を待っていた。そんな姿がすごくかわいい。きゅんとした。年齢関係なく、女子達みんなをこんなに可愛くしてくれる彼らって本当に素晴らしいなと純粋に思った。そして私も名札作ってこればよかったと後悔した。名前呼んでほしい欲がなかったので作ってこなかったが、そんなことよりも、ジンくんがそれを見る見ない関係なく、一応でも名乗ることが礼儀だったのではないかと謎に落ち込む。

気付いたら14時前になっていて、まもなく開始のアナウンスに会場がザワつき我に返る。定刻通りに開始されたと同時に列がすごいスピードで進み出す。えっ、鬼速いんですが???隣のユンギ列より断然速かったと思う。謎に冷静だったので除菌シートで手を拭きながら進む。あと1回折り返しがあると思ったらもうブースだったので急に心臓が爆発した。そっからがもう本当に一瞬であった。入り口でスタッフさんに両手をに見せ、吸い込まれるようにブースに入るとジンくんがいた。ジンくんが、いた。両脇に3.4人程の警備を侍らせ真っ白なブースの中で佇む彼は、さながら国家機密により極秘来日した某国の王子であった。真っ黒な髪に白くて陶器みたいな肌が映えて、おったまげるくらい美しかった。なんか顔色悪く見えて一瞬心配になるも、ずいっとジンくんの前に押し出され、左手が添えられた右手と握手をした。(と思う。手の感触等の記憶が本当にない。)

正直、今日日まで本当にいろいろなことがあったし握手会をしてくれる事自体(本当にしてくれるんや…)くらい思ってたので、「日本に来てくれてありがとうございます」と伝えようと心に決めていた。直前までブツブツと復唱していたのに、いざジンくんを目の当たりにしたらもう全部ぶっ飛んで「か、かっこいい…」としか声を発せられず終了。ポンコツ中のポンコツ。ジンくんは終始無言だったがブースを出るまで微笑んで目を合わせてくれていた。以上が体感1秒の出来事であった。ポイとブースを出され、時計をみると14:10くらいだった、なかなかの勢いでさばいてんな…と一瞬冷静になりつつも、そのままもぬけの殻で会場を出て颯爽とバスに乗り込み帰路に着いたのだが、バスに揺られながら(キムソクジンは宗教…言葉を発することを禁じられている崇高な御神体…)などと思った記憶はある。無言のワールドワイドハンサムを目の当たりにしたせいで完全に頭が沸いていた。ブースを出て、入会手続きの案内があったなら、即入会していただろう(何に?)

 

ワールドワイド少年団になっても日本で握手会を開催してくれる事には本当に感謝しかない。いろいろあった中でのジャパンマネーインポータントビジネスであろうと、私たちに夢を見せてくれる彼らは本当に大切な存在だ。正直、握手会ってどうなん…一瞬の為にそんな…1回行ってみたら懲りるかな、とか思っていたし、確かに本当に一瞬だったけど、その一瞬の為に当落からドキドキして、当日までソワソワして、いざ当日のこの高揚感といったら、日常やライブとはまた違うもの凄いときめきがあったし、今となっては(推しと握手するまで死ねない…)とまで思い始めてしまっているし、自分の欲深さに心底怯えている。まあしんどくならない程度にオタクライフを満喫しつつ、もっともーっと世界のアイドルになっていく彼らが、また会いに来てくれる日を楽しみに生きていこうと思っています。

 

とにかく一瞬の出来事すぎて未だに「夢???」と思っていますがその一瞬をどうにか書き留めておきたかった私得な備忘録でした。